結構冷え込むはずですので、日没の時点でウールのスキー帽を装着し、ジッポーハンディウォーマー(=白金懐炉)に点火します。さらにブーツの中に使い捨てカイロも投入です。
実はタープも持っていったんですが、耐寒テストも兼ねて敢えて夜露に濡れてみる事にしました。焚き火もしますから開放感が欲しかったのもあります。後でも触れますが、この日のこの選択は正解でした。
皆さんご存知でしょうから今更ですが・・・
寒い時は
冷えない事が重要です。
冷えてからリカバリーするのは実は大変。冷える前に防ぐのがベストです。
眠い時に布団をひくのが億劫になるように、寒くなるとつい限界まで我慢してしまいます。早め早めの決断が快適性を左右します。(修行の場合はこの範囲ではありません)
さあ、一人宴会のスタートです。先ずは晩飯です。
寒い時は『鍋』でしょう(@^^)/(気分は既に秋を通り越して冬モード)
スーパーで野菜セットだけ売ってました。これに牛スライスを足して牛鍋です。ホントは『鴨』が欲しかったなあ。
バーナーはオプティマスのCRUXです。ガスはノーマルのブタン100%。ウインドスクリーンで囲ったせいもあり、意外に出力低下は気になりませんでした。このタイプのバーナーヘッドを付けた
ガス缶を完全に囲ってしまうと、輻射熱でガス缶が爆発する危険性があるそうですから気をつけましょう。時々触れてみて温度を確認するといいかも。(やけどに注意です)
ちなみに
スノーピークのオフィシャルサイトでは
20℃を境に低温用ガスを使うように推奨してます。(意外に厳しい事を言いますね)
バーナー下の台座は
自作のGIVIパニアベース2です。(^^ゞ
ハフハフ美味しく頂きました。
仕上げはやっぱり
うどんでしょう。(実は蕎麦好きです)
うどんを煮ていると、月が昇りだしました。
綺麗な満月でしたね。月が昇るに従い辺りが明るくなってゆきます。
鍋物を食べ終わって今度は焼き物です。
(炭の運搬は今回、100均のステンレス密閉缶(炭消壷用)を使いましたのでかなりコンパクトに運べました。)
Esbit(エスビット) ポケットストーブ/スタンダード
皆さんご存知の
エスビットです。こいつを
着火剤にしてしまいます。
ええ~?、勿体無い(-"-)
と聞こえてきそうですが・・・
僕はこいつがキライです。(--〆)
手に入れて使われた方は当然ご存知でしょうが、こいつ煤が酷いんです。なべ底が真っ黒になります。
バーナーヘッドの余熱用に使っても結構煙いです。それと・・・開封してから長期保存してると、な、な、なんと
液化します。\(◎o◎)/!
一定条件が揃う必要があるんでしょうが・・・
ふき取った後も匂いがひどいので、とっても困りました。
これを買われる方は、非常用として購入され、一度は試してみたくなると思います。その後そのまま保管すると僕のようなひどい目に合います。使い切ってしまうか、ラップで密封しておく事をお勧めします。
ミリタリーの場合はプラケースに入っているようですから被害は少ないかも?
さて、今回の焼き物は・・・
焼き鳥です。
初め火力が弱かったので直接コンロに引っ掛けてましたが、そのうち火力が安定してきたのでちゃんと網の上に載せました。(^^ゞ
贅沢装備ですが、炭火焼は最高ですね。
この
コンパクトストーブVHS・・・オールステンレス製でその製品精度、ギミックと言うか収納方法、全体サイズ、製品の保証など僕の趣向にバッチリハマるんですが・・・実際に使用してみて、今回限りでお蔵入りさせる事にしました。
理由は、
①、思いの他重い(1.1kg)
②、汚れた後の分解&収納が
とっても厄介
なんです。(-"-)
重量についてはより軽量なコンパクトストーブVHS-HB<定価 ¥16,800(本体価格 ¥16,000)>もあるんですが、分解収納については同じです。
余談ですが、かまど容積も意外に大きいので全面を使うような場合、炭の量も意外に要ります。
あくまで個人の使用用途や考え方に因りますので、
この製品に問題があるわけではありません。
かなり気に入ってますので手放す気は毛頭無いんです。
ただ、僕の運用スタイルには合わないだけです。
バイクでのキャンプを前提にしていますので、
(これでも)装備のコンパクト化にはかなり苦心しています。
『より小さく』と突き詰めてゆくとどうしても分解・収納という製品スタイルに辿り着きます。
欲張りですから、あれもこれもと種類を増やすもんで結局、大荷物になってるんですが()、あまりに分解・組み立て製品が増えると
想像以上に手間取る(>_<)
んです。特に今回のような汚れ物は厳しいです。
ケースバイケース、適材適所ということですね。多少収納容積が大きくても一発収納の方が便利でアメニティは向上します。
一方、
ツーリングテーブルVHSは、殆んど汚れませんのでこいつは便利です。天板が若干熱に弱い(耐熱70度)を除けば、僕の運用にはベストマッチですね。こちらは本採用決定です。
さて、食事も済んで
『まったりタイム』です。
月明かりが思いの他明るいので、辺り一帯が見渡せます。吐く息は白くなるものの、気温もそれ程下がらなかったようです。
背もたれこそありませんが、トレッキングチェアに座ってくつろぎます。
コーヒー入れたり、スキットルで持ってきたウイスキーを飲んだりしながらチョコレート食べて・・・
ああ~ 幸せ~ くつろぐなあ~~
『キュイ~ン・・・キュイ~ン・・・』
・・・
実は食事中から結構鳴き声がしています。それも結構近い所から・・・どうも本当に鹿の水場を奪っちゃったようです。
たぶん
『出てけ~、邪魔だ~! こんちくしょー』
って言ってたんだろうなあ。
(^_^;)
そん時は全く意に介していませんでしたので
これもまた風情だなあ
とのんびりしておりました。鹿さんゴメンナサイ。
m(_ _)m
月明かりが明るく殆んど無風でしたので快適そのものでしたが、さすがに手元は明かりが必要でした。
照明は自作ランタンハンガーに
雪丘オイルランタンと
G’sランタンを吊るしていたんですが・・・
G’sタンランよりオイルランタンの方が断然明るい?!
初めは、
『マントルを付け損なったからかなあ?』と思ってたんですが、低温によるノーマルガスの気化不良が原因です。タンクを手で暖めてやると明るくなります。さらに、本来は置き型なのを無理やり吊るしてますのでガスタンクが輻射熱を受けれないようです。下に置くとやや改善したりします。
む~、(-"-)
低温対策は考えて来てますので悩みませんが、明るいのでその
必要性を悩みました。
この写真を撮るために使った後、お役御免でとっとと収納しちゃいました。
低温対策は簡単、スノーピークの赤缶からガスを充填しちゃって終わりです。さすがに低温用ガスは凄いですね。でも値段が高いなあ。
初めて灯油ランタンと比較して、思いの他G’sランタンが明るくないので、燃料の不利やマントルが壊れる事を考えると苦労して運ぶ事にふつふつと疑問が湧いてきました。
やっぱ、こいつもお蔵入りかぁ・・・(;一_一)
VHSストーブとあわせると結構な無駄使い・・・いえいえ、いい勉強になったと・・・思うしかないです。
そうこうするうち夜も更けて・・・そろそろ焚き火へ
やっぱり最高
炎って原初的な何かを与えてくれますね。
いい気になってガンガン燃やしたら、下の枯れ草に火がつきました。地面その物はシケってるんですぐ消せますが、あまりに火の粉を飛ばすとやはり危険です。テントも危ないですね、穴あきになったら目も当てられない。
慎重に、ゆっくり楽しみました。無風というのが最高の条件でした。河原で草が結構多いので、風がある時は潔く焚き火は断念する分別が重要かと
このロゴスの焚き火台はMサイズなんですが、買った薪が30cmぐらいと比較的小降りだったので、薪がこぼれ落ちることもなくちょうど良い感じでした。
2時間半ほど焚き火を楽しんで、鎮火を確認してからテントへ・・・
『キュイ~ン』
『はいはいお休みなさいね~』
『キュイ~ン、キュイ~ン・・・』
・・・だ~か~ら~
『キュイ~ン』・・・
(その後もしばらく鳴いておられましたです。)
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