前日のツーリングから帰って来て、やはりこの時期を逃すと二度と海に出るチャンスが巡ってこないのでは無いか?という、強迫観念に囚われてしまいまして・・・
行っちゃえ!
この3日間、全部このノリ・・・
まあ、変に下見なんぞするからなんですけどね。
いざ、行くとなったらやる事がいっぱいです。まず、パフィンちゃんのセットアップからしないといけません。
(^^ゞ
いや~、ズボラこいてて・・・送ってもらった新品のエアースポンソンを
組み込んでなかったんです。つまり乗る気が無かった・・・
初めて部屋の中でパフィンちゃんを広げてみて・・・
部屋の中で広げんもんじゃない(>_<)
4m超えますから部屋の中が・・・
足の踏み場も無い。
砂は出るわ、草のかけらは付くわで往生しました。やっちゃったモンは仕方がありませんから、苦労してエアースポンソンを取り付けました。
再パッキングして、ビルジポンプやライフジャケットなど小物を詰め込みます。さらにGPSやMP3プレーヤー、秋の交通安全週間ですのでレーダー探知機などのセッティングを済ませ、ようやく出動態勢が整います。
さて翌日・・・
またしてもお寝坊して 朝の7時にようやく出発です。
(^^ゞ
気温が18度と少し低かったんですが、そのうち暖かくなるだろうと半袖で出発しました。前日の下見では
メッチャ暑かった(>_<)んです。
お空はピーカン
京都市内を走っているうちは良かったんですが・・・山間部に差し掛かる頃には・・・
14度
鼻水出ましたです。(>_<)
途中のコンビに緊急避難します。
思わずHOTコーヒーとサンドイッチで一息入れて・・・何か着る物は・・・
無いよりマシとスプラッシュガードを着込みます。
人目があったんで服の上から来て再出発。
・・・が、・・・
よけいに寒いよう(ToT)/
1Kmと持ちません。
(-"-)
あまりにタイトにフィットするもんですから、保温層がなくなってしまうんですね。わき道に入って、人目を気にしながら一番下に着込みなおしました。
そんなこんなで3時間もかかって、ようやく到着です。お天気は
ちなみにJR三方駅からバスが出てます。徒歩ダーさんも可能です。(・・・時間はかかりそう)
小一時間かかってパフィンちゃんを組み上げて、漁船用のスロープをお借りして出廷です。
今回は砂よけにシーソックを装着しました。これで不用意な浮力体のパンクが防げるはずです。
日差しは強いものの風が爽やかで、海も穏やか、お空もいい感じ。
目指すは前方の島(岩?)・・・振り返れば出発した漁港です。海はホントに穏やかです。とっても爽快なんですが・・・不安が一つ・・・
この辺の地理が全くわからない。(^^ゞ
いや~、
『常神は綺麗だよ~。』とか
『常神サイコー!』なんて紹介記事はいっぱい目にするんですが、どこら辺に何があるよって記事が見つからないんですよね。みんな教えたくないんかなぁ?
とりあえず磯に沿って進んで行きます。トンビ?かな 本当に水が綺麗です。なんでも最大水深15mくらいまで見えるときがあるそうです。
なんでもない岩場の切れ目なんでしょうけど、初めての僕とパフィンちゃんにとっては、
立派な水路です。
回り込むと小さなビーチが
とにかく何でも目新しくって感動の連続\(^o^)/
ただの岩を見上げてるだけなんですけどね~。
ふと左前方を見ると真っ赤なカナディアンカヌーで釣りをされてました。
カナディアンカヌーって湖専用ってイメージが強いんで思わず感動・・・ってパフィンで海に出てるんで人のこと言えません。
何気に大きな岩を通り過ぎようとしたら、なんだが窪みが出来ていて・・・いや洞窟じゃなかろうか?・・・
!
直感しました、ここに違いありません!。
まずい、このままでは裏(出口)から入ってしまうかもしれない。初めての海で、始めてのパフィンで、
お尻から入った(-"-)
なんて事態だけは回避しなければ・・・
思わずバックして反対側に回り込みます。
入り口らしきものを発見!
でも、かなり小さいです。底も浅く、幅も70cmほどしかありません。
どうしたものかと悩みましたが、取り合えず近くまで行って写真をとろうとカメラを構えてると・・・後ろから波に押されて・・・
あわわわ・・・
半分近くまでパフィンちゃんが押し込まれてしまいました。
(@_@;)
でもどこもこすりません。じゃあ、とばかり岩を手で推し進めると・・・
中に入っちゃいました。
サングラスしてたのですぐには周りが見えませんでしたが、目が慣れると結構大きな洞窟になってます。
出口までは15m程かなあ・・・いや、パフィンが4mだから25m近くあるかも?
振り返ると・・・
言葉を失います。やはり、ここが皆が紹介している洞窟です。
入ってきた入り口とは別に、もう一つ小さな穴が開いていて、そこから光が差し込んでエメラルドグリーンに輝いてました。
入ってきたのはこっちです。
しばし見とれちゃいます。
目が慣れると周りが良く見えます。やはり、かなり大きな洞窟です。
何十年、何百年経つと完全に開通して洞門になるんでしょうね。
長居したかったんですが、流れに押されて勝手に出てしまいます。まあ、それこそ潮時とばかり出てゆくことにしました。
空と海と島影だけなんですが・・・ホントに爽やかです。なんだか幸せな気分でした。
ちょっと味をしめちゃって、目ぼしい場所に近寄って行きます。さながら洞窟探検?
家の入り口みたいで、見るからに
『おいで~、こっちだよ~!』
って聞こえてきません?。
(^^ゞ
でも到着してみるとただの窪みでした。そんなに甘くはないみたいです。
(>_<)
その後も目ぼしい所を手当たり次第みて回りますが、殆んどが窪みか小さな浜になってました。
後から良く考えれば、どこでも出来るって訳じゃないですよね。それなりの条件が必要なはずです。でもこの時は。とにかく何処かに無いかなあ?ってことだけしか頭にありませんでした。
くどいんですが、綺麗でした。
しばらく漕ぎ進むと島の端っこに来ました。遠くに漁船がいっぱい出てます。
磯場も波立っていて何となく騒がしい感じです。さらに先に目をやると・・・
ザバ~ン!とか
ドッバ~ン!!
って言ってます。どうやら半島を回り越したみたいです。何となくこちらは外海って雰囲気です。
見とれてると近づいちゃって・・・
にゃ~
と慌てて軌道修正・・・水面に泡出てます。
漁船の真っ只中に進むわけには行きませんから陸地方向へ航路変更・・・
今度はあの岩が御目当てです。
でも近づいてみると、水路も無く回り込むしかありませんでした。そこを通り過ぎると・・・
少し、大きな浜があり・・・目を凝らすとカヤックが何艇かとまっています。
正直嬉しくなりました。仲間に出会えたような・・・登山道で、道に迷っていて急にハイカーに出会ったような心境でした。
時計を見ると12時少し前。もう少し先に進んで引き返し、帰りにこの浜に寄って御弁当にすることにしました。
帰宅予定を5時としてましたので、2時に撤収・・・1時には出発地点に戻るつもりです。もっといたいんですが・・・
入り江を通り越して次の先端を目指します。と、少しうねってきました。先端に近づくにつれ、波になって来ます。
丁度後ろから波が押し寄せる感じなんですが、ずっと漕ぎ続けていると、波に押し上げられ下がる時に舳先が下を向きます。
まあ、当たり前です。この時に漕いでいると
加速するんですね。
で、どうにかすると前を行く波に追いつく時があるんです。そのまま前にあった波を下りながら
再加速
ひゃっほう\(^o^)/
繰り返してると結構なスピードになってます。
延々タイミングが合う訳じゃないので残念ですが、これ、かなり楽しい波遊びです。
おかげで思いの他早く先端に着きました。そこで一言・・・
今日はこのぐらいにしておいてやらぁ
なはは・・・意味不明の
負け惜しみであります。
ホントにもっと先へ進みたかったです。
引き返して先程の浜です。上陸しました。
先客さんは二組居られるようでした。
こちらと・・・ あちら・・・
どちらの方たちも流木で焚き火してお昼の準備をされてるようでした。
ワイルドやなあ~
憧れちゃいますね。対して僕はコンビニのおにぎりです。以前にも書いてますが、僕は釣りが出来ません。
しかし・・・『あちら』の方が気になります。お船がフェザークラフトみたいなんです。悩んだんですが、思い切って声を掛けてみることにしました。
『こんにちは~。』って声を掛けると、大きなガタイで赤黒く日焼けした方が振り返ってくれました。
『大瀬・・・さん、ですよね?』
『ええ。』
先日フェザークラフトの試乗会でお世話になった
グランストリームの大瀬さんでした。
プライベートで来られているとのことでした。長男君を連れてこられていて、お船はシットオンとKライトで来られていました。
やはり焚き火で釣り上げたカサゴを焼かれたり、煤で真っ黒になったコッヘルで煮込んでられます。
丁度お昼時ですし、僕も御弁当食べないと・・・ご挨拶だけしてパフィンちゃんの元へ戻ります。
僕のお昼ごはん・・・う~ん、真逆に位置する食料ですね。ちなみにドリンクはアミノ・クエン酸飲料です。はい、またしてもドーピングしてます。
まあ、こんな食事でも波の音を聞きながらのんびり浜辺で食べていると、とっても幸せ
カヤック買って良かったなあってつくづく思いました。と、そこへ・・・
『お近づきに・・・』といって大瀬さんがカサゴの刺身をもって来て下さいました。
一気にアウトドアっぽくなって感動であります。
大瀬さん、ありがとうございました。メチャクチャ嬉しかったです。m(_ _)m
全部いただいて、容器をお返しに・・・
高校時代の友人の方も来られていて、またしても色んな話を聞けました。ツアーでの出来事からカサゴの捌き方まで・・・今回はアオリイカが目的で来られたとのことでした。
初めて自艇で海に船出してきたって御話したら・・・
『これは運命の出会いですね、是非、フェザー(の購入)を』
(>_<)~~~
正直『
カフナ』に大いに惹かれているんで、このフレーズとシュチュエーションは強烈でしたね。
次の試乗会で『
カサラノ』に乗せてもらう約束に留めるのが精一杯でした。
試乗会の事を書いたブログを偶然見つけられたとのことで、間違いを指摘頂きました。
試乗会では乗る船の種類に制限は無く、個人レッスン時の試乗が2艇までとのことです。
当該記事も修正してますが、改めて訂正しておきます。済みませんでした。m(_ _)m
さて、僕的にはもう少しお話を聞いていたかったんですが、帰宅の時間もありますし、大瀬さんたちのプライベートの時間を浪費させては申し訳ないので帰路に着きました。
おっ、ここにも穴が・・・未練たらたら
長閑です。でも、帰りはあっという間でしたね。それもそのはず、寄り道はいっぱいしましたが、大した距離は漕いでません。
漁港のスロープに着くと小さな蟹がいました。こんな事すら嬉しかったです。
忘れないようにドーピング・・・オヤジですから
いいなあ、ここ・・・夕焼けも綺麗らしいです。でもそこまではいられません。
秋ですね~。梅に彼岸花この辺の独特の景色かしらん。
次は蕎麦だなあ
(^^ゞ
道の駅にて。お空を見上げるといつの間にか雲がいっぱい・・・すこし冷たい物が・・・
カッパ着込んで出発です。・・・さあDJEBEL君、急ごうか。
少しだけ降られましたが、市内に入ると止んでました。
さて、次は・・・川だぁぁぁ(^_^)v
(最後まで読んで下さった奇特な方・・・有難うございました。色々嬉しかったもんで)
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