電熱グローブ再び (工作?)

solo380

2008年01月06日 17:49

今のところ京都は暖かく、積雪もなく快適です。
ほぼ毎日バイクに乗ってるんですが


顔が痛い

とか

耳がちぎれる

なんて辛い目にいまだに遭遇しません。
日本海側では大雪が降ったり、表層雪崩が起きたりしてますので、現状は幸せと言えるんでしょう。
でも琵琶湖周辺に雪が降ってないと、夏場の水不足を心配しないといけませんので考え物です。

それはさて置き、冷え込んだ時の準備はしておかないと・・・

昨シーズン導入した電熱グローブ、GPカンパニーのIOG-4002です。
実は数回使用したところで右側のみ電線が内部で切れてしまい使い物にならなくなりました。
レシート捨てちゃったのでクレーム処理に困惑してたんですが、興味があったので、つい自己修理しようと・・・
ところが思いもかけないくらい深い部分で断線してたもんで、大仕事になってしまい・・・結局『放置』してました。(^_^;)

普通にウィンターグローブとしては使えてますので、我慢してたんですが、一度あの『ぬくぬく感』を知ってしまうと・・・

修理するのはメンドクサイので、もう一度購入しようと探してみると


何処にも売ってない\(◎o◎)/!

どころかメーカーでも廃盤です
どうも去年の時点で既に在庫処分品だったようです。

仕方ないので他を探すと


New ヒーターグローブ
なるものに遭遇。NHKでも取り上げられたようでしたので購入してみました。

が、

これ、ダメダメです。(-"-)

IOG-4002と比べて、電池ボックスやON-OFFスイッチが付いていて使い勝手は悪くないんですが、グローブその物の操作感がどうにもNGです。
スクーター系のオートマティック車では問題ないんでしょうが、クラッチ操作する場合、かなり辛いです。これはフリーサイズとして大きく作りすぎている事も大きな原因で、指先余りすぎです。
それと絶対的に辛いのは・・・握りこむと”手が痛い”です。
ヒーターパーツが硬すぎます。頻回にクラッチを握りますので致命的です。
その点、IOG-4002はもともとバイク用に作られているので、手の平面の摩擦具合や、握りこんだ時の形状、親指の操作感など格段に快適です。

そこで

どうせ使えないなら二つを合体させよう(^o^)/

先ず第一義的に救済するのはIOG-4002、あわよくばヒーターグローブも救う方向で作業を進めることにしました。
IOG-4002で問題となるのは


この充電池です。電源スイッチが無いために、毎回コネクター部分を抜き差しして使うので電源線に過度な負担がかかり、断線してしまいます。このまま修理する事も可能ですが、日本では特殊なコネクターなのでこの際付け替えちゃいます。
さらにヒーターグローブの電池ボックスとの相関性を持たせてしまえば一石二鳥です。
ところが・・・


IOG-4002は4.8V、かたやヒーターグローブは3.6V仕様です。
またしても

む~(-"-)

なのですが、後日部品を調達する事にしてコネクター部分の共通性を優先して作業を進めます。
『見てみぬふり』とか『臭い物に蓋』とも言います。

断線していない左のコネクターと専用充電器のコネクターは、手持ちのDCアダプターのコネクターとヒーターグローブから移植してサクッと完成。問題は内部断線した右の修理です。


修理が前提でばらしますので結構時間がかかりました。
解体してわかったんですが、こいつかなり丁寧な作りと構造をしています。


基本構造は3層、外装、防水フィルム、内装となっていて、防水フィルムと内装の間に発熱ユニットが挟まれて接着されています。
発熱ユニットが凝った作りで、髪の毛よりも細いニクロム線20本以上を要所々で束ねた物に電源線を半田付けして、さらに導熱体の織物でサンドイッチにして接着されていました。
断線したのは電源線とコネクター線の中継部分でした。
しなやかで広い面積が暖かい理由は、ひとえにこの発熱ユニットの作りが成せる物です。
こう言っては失礼なんでしょうが、ヒーターグローブの発熱ユニットなんぞコイツの足元にも及びません。

ただ・・・


作りが凝ってる分、元に戻すのも大変でした(ToT)/~~~
(とりあえず3.6Vでもじんわり暖かいです)


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