レインウェア

solo380

2008年05月18日 23:30

防水ネタでもう一つ。
バイク用のレインウェアです。登山用品と同じく高機能製品は結構な御値段がします。
いきおい、1万円前後の商品に手を出してしまうんですが、こいつが


思いの他収納が嵩張るんです。(>_<)
僕は長らく 『ゴム引き』 とか 『PVC(ポリ塩化ビフェニール)コート』 の透湿性の無い商品を使っていたんですが、アウトドア始め出してゴアテックスのレインウェアのありがたさが身にしみてからは、登山用のレインウェアを転用してました。
ゴム引きの合羽やゴアの3レイヤーのレインウェアは、今にして思えば随分コンパクトになるんです。タンクバックに忍ばせてもお釣りが来ましたし、シートの下の隙間に十分収納できたんです。
ところが、ゴム引きはムレが酷いのは当たり前として、


ゴアテックスのレインウェアはお尻が濡れる


様な気がするんです。
脱いでみてもハッキリとしたシミは出来ていないんですが、明らかにお尻が冷たい。(;一_一)
調べてみると・・・

「逆透湿現象」について
濡れたところに長時間座っていると、その水分が水蒸気として逆に浸入してくる現象を「逆透湿現象」といいます。
透湿性が高いがゆえに起こる現象です。

水蒸気は、その濃度(水蒸気圧)の高いほうから低い方へ移動する性質をもっています。
極端な例として、透湿性のあるウェアを着てサウナに座っているような場合、水蒸気がウェア内部に入ってくることも十分にあるわけです。濡れた場所にじっと座っているのは、それと同じケースと言えます。
この「逆透湿現象」と本当に水が入ってくる「浸水」の見分け方は簡単です。
濡れたところに座るのをやめ、立ち上がってみてください。しばらくしてもお尻部分がジメジメしているようなら、本当の浸水といえます。しかし、サラッとした感じに変われば逆透湿現象です。安心してお使いください。

!! お尻に補強をしていない、バックパッキング用のレインウェアで、バイクや自転車で雨中走行を行うと同じような現象が起こります。バイクにはバイク用の、自転車には自転車用のウェアを着用してください。


な~るほどね~


これじゃあ無理だとわかったので、さっそくバイク用品屋さんへ。ヤマハのサイバーテックスⅡのレインウェアがセールでしたので買ってきました。ちょっと収納がデカイなぁとは思ったんですが、畳めば小さくなるんだろうと・・・


小さくなんねえ(>_<)


タンクバックいっぱいになっちゃいました。
昨日も書きましたが、各社から出ている防水透湿素材ですが、2レイヤーを採用している物が意外に少なくありません。このため素材保護と装着感の改善の為に、ポリエステルメッシュを内側に張ってあります。また表面素材自体もアルパインウェアに比べて丈夫な素材=厚みが有って重い物を採用していることが殆んどなんです。このためどんなに頑張っても小さくならないんです。
小さくする為には3レイヤーにする以外にありません。でもお高くなるんですよね(-"-)



南海部品 テトラレインスーツ

恐らく現在最強のレインウェアです。透湿性能はゴアテックスの2倍以上です。
耐水圧32340mm/m2、透湿度32300g/m2/24hです。


南海部品 サイトスレインスーツ

耐水圧20000mm/㎡透湿10000g/㎡この辺りがスタンダードな製品の基準ですね。
ただこのスーツ・・・たぶんズボンはPVCの安モンが付いてきそうなんです。


ゴールドウィン:GOLDWIN : ゴアテックスレインジャケット

単品です。ズボンは別売りです。高いのは・・・まあ仕方ないとして、ポケット1個が僕にはNGです。


ゴールドウィン:GOLDWIN : ゴアテックスレインパンツ

こっちがパンツです。これはコストパフォーマンス悪くないんじゃないでしょうか?
僕はこれだけが欲しいですね。


ラフ&ロード : ゴアテックスハード レインスーツ

コイツは季節に応じて別売りのインナーが付けられます。3季用ジャケット並みですね。
惜しむらくはポケット1個です。


ラフ&ロード : デュアルテックス2.5 レインスーツ

コイツはお勧めかもしれません。3レイヤーにせず、透湿素材の内面にドット加工することで軽量化と透湿能力の向上を謳っています。しかし、調べた限りではその性能が明示されていませんでした。
でも御値段リーズナブルです。


RSタイチ : ゴアテックス レインスーツ
3レイヤーでポケットも2つ付いてます。良いんですが御値段も良い御値段です。


RSタイチ : ドライマスターX コンパクトレインスーツ

これまた微妙です。上着は2.5レイヤーつまりドット加工なんですが、ズボンがメッシュ付です。中途半端なコストダウンですね。


クシタニ:KUSHITANI : ゴアテックスRレインスーツ

クシタニはゴアの2レイヤーを好んで使いますね。3レイヤーのものより透湿性が良いようです。(初期耐水圧 45000mm以上 透湿性20000g/mm・/24h)
でもメッシュが付くのでコンパクト性はどうなんでしょう?


コミネ:KOMINE : RK-534 ブレスターレインウエア アクア
3レイヤーですが、ポリウレタンです。初期耐水圧:10000mm以上、透湿性:10000g/平方メートル・24hと耐水圧がやや低いのが気になります。でも袖口が2重だったり、ポケットが二つ、首元のアジャスターなどバイク用に良く考えられてるようです。


モンベル:mont-bell : ストームバイカー

これかなり軽量な方じゃないでしょうか?しかもかなりコンパクトになります。
痛みやすいズボンも単品売りがありますので親切かな。
スーパーハイドロブリーズ3レイヤー、初期耐水圧:20000mm以上、透湿性:15000g/平方メートル・24hと良好なんですが、洗濯20回すると耐水圧:15000mmニ低下するらしいです。御値段はそれなりに高い方・・・どうでしょね。(-"-)


モンベル:mont-bell : ツーリングレインスーツ

こちらはさらに軽量です。450gしか有りません。ただし2レイヤーの上に内面に保護用メッシュがありませんから、耐久性は期待できませんね。にしては御値段高いです。

僕が何ゆえにこれ程ジャケットやレインウェアの防水能力や、コンパクト収納にこだわるかというと


ひとえに北海道ツーリングの為です。(^^ゞ

約1週間弱のツーリングなんですが、僕が行ける時期は休みを取れる都合で、どうしても海の日を含む週になります。嫌な話になりますが、温暖化の影響で 『梅雨が無い』 と言われていた北海道にも 『梅雨が出来た』 と広く認識されてきているようなんです。
過去4年間ほぼ同じ時期に北海道へツーリングに出ていますが、確かに雨に遭う確率が増えてきているように思います。まあ、長丁場ですから雨に遭わない方が、運が良いと言えるんでしょうがね。
7月の終わりと言ってもさすがにそこは北海道、ハッキリ言って


震えるぜ!


薄手のインナー手袋必須です。濡れた時の替えにもなりますしね。
道央は晴れるとくそ暑いんですが、道東や道北での雨は辛いでっす。僕は長袖の秋物のカッターシャツの上からシンサレートの薄手のインナー着込んでました。それでも6時間越えると冷え切ります。自販機でホットコーヒー売ってますが、ゴミ箱ありません。

加えて僕のパニアは20L×2+45Lですので積載容量が少ないんです。ですから僕は合羽を持ってゆきません、というか積めないといっても良いぐらいです。(ToT)/
従って着てるものはマルチウェアでないと、どうしても困るんです。雨に濡れず、快適なエアベンチレーションがあり、いざとなれば寒気をシャットアウトできないと困るんです。




高くってもゴアしかないかなあ(ToT)/~~~
(京都出るときは30度越えてるので汗だくになります。)

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