一泊二日でツー (嵐の帰宅)

solo380

2008年05月09日 23:36

疲れに負けてイベント会場を引き上げ、とっとと寝ちゃったんですが、一応翌日のことも考えながら・・・


明日は天気良くないって言ってたなあ(-"-)

シュラフに潜り込みながら、一応は帰る時のことも算段していました。
なんたってその次の日は御仕事が待ってます。


来る時は8時間かかったから・・・同じルートなら8時間かあ


翌日のイベント開始は10時からです。たぶん日の出と共に起き出しますから、とてもじゃないですが10時まで時間をもてあまします。さらに2時間遊んだとしたら、帰宅は・・・う~ん、日付が変わるまでには帰れるでしょうが・・・次の日が辛そうです。


どうしよっかなあ(;一_一)

と考えているうちに寝ちゃいました。
夜中に風の音で何度か目が覚めました。おかしな事に結構な風の音なんですが、テントやタープはピクリとも動きません。
周りの防風林が絶大な効果を発揮していたようです。
何故にそんなことが言えるかというと、テント撤収時に気づいたんです。
良く見ないと判らなかったんですが、フライやタープに細かな砂埃がかなりついていて、たたむ時に服が砂だらけになってしまいました。おかげで畳んだフライをもう一度開いて、タオルで叩きなおしたぐらいです。

で、目覚めた時の御天気は

見るからにヤバそうです(ToT)/

前日に仕入れたジャムパンをローストしながら悩みます・・・

うわっ!焦げちゃったあ

苦甘酸っぱい朝食でした。(>_<)
まったりとコーヒーすすりながら


決めた!


イベント参加は断念し、バイクツーリングに重点を変更です。
ここは気持ちの切り替えだと自分に言い聞かせます。
こうなると時間にもゆとりが出来ますので、同じ道を帰らなくても済みますので 『一筆書き』 ツーリングを目指すことにしました。
さすがに能登半島一周する時間はありませんでしたので、富山湾側に出てから南下し、名古屋方面から京都へ帰るルートを選択しました。途中には白川郷もあり、観光&グルメとも期待が持てるのも大きな理由でした。
来た時より多少距離は伸びますが


今日中に、いや、明日までに帰ればいいかア(^o^)


・・・

今にして思えば・・・あほうでした。というか、見込みが甘すぎましたです。この後であんな地獄が待っていると判っていたら・・・この時すぐさま帰るべきでした。
この時点では、そんな事は微塵も思っていませんでしたので、ルンルン気分でキャンプ場を後にしました。
目指したのは ”氷見”です。目的は当然、富山湾の魚介類です。


到着したのは道の駅氷見(漁港)です。ゴールデンウィークの真っ最中ということで、ここもまた色んなイベントが用意されているようでした。

バイカーもいっぱい寄っていきます。


この道の駅、漁港のすぐ横にあることもあって、鮮魚屋さん、土産物屋さん、飲食店など複合して入っています。さながら市場と同じです。


まだ9時になったばかりでしたが・・・イワガキ・・・いっときました。旨かったです。


ホタルイカの沖漬け・・・白飯が欲しい・・・御土産に買ってしまいました。


時期的に判りませんが、浜ゆでの松葉ガニ・・・食いたかった。


どで~んと居ました。たぶんアルビノではないかな?


『きときと』 の御寿司・・・方言で 新鮮なとか生きが良いって意味らしいです。


白海老センベエ・・・御土産に買ちゃいました。


で、時間が無いにもかかわらず・・・



きときとの甘えび寿司・・・食べちゃいました。(^^ゞ
美味しかったのは間違いないですが、ちょっと御高いかなあ?

とにもかくにも大満足で氷見を後にしました。
次なるターゲットポイントは 『白川郷』 です。内陸部に近づくにつれ

山頂部分の尾根には残雪が見え出します。気温はこの辺りでは20度ありました。


結構なワインディングの156号線を走り続けると、世界遺産に指定される菅沼合掌集落が有りました。
時間があれば是非寄りたくなる所ですが・・・今回はスルーしました。


ようやく目的の白川郷・・・といっても道の駅です。観光案内を見ると


ゆっくり散策すべきなんだろうなあ(@_@;)


とは思いましたが、時間が押してます。またいつの日にか・・・
時間が無いなどと言いつつ


道の駅にある無料の萱葺きミュージアム、10分で見れます。
さらに・・・


岩魚の塩焼きと飛騨牛の串焼きと焼き鳥です。
丁度お昼前でしたので、これで腹ごしらえしました。最後にコーヒー飲んで・・・


ゴミ箱が無い(ToT)/


だからね~、ゴミ売っといてゴミ箱置かないなんて非常識だろ(-"-)
ゴミ箱置かないんなら、中身だけで売ってくれよ!プンプン

まあ・・・現状では一人怒っても仕方ないので、コーヒーの紙カップつぶして箱に積みました。
で、出発すると


酷い渋滞です。(>_<)


白川郷を抜けるまで結構時間がかかってしまいました。ようやく渋滞を抜けたと思ったら・・・


空から大粒の雨が降り出しました。
天気予報通りですので、想定内と言えばそれまでです。
しかし、ひるがの高原辺りまで来ると・・・


土砂降りの上に凄い強風です。(-"-)

3季用の防水ジャケットを着ていたんですが、どんどん浸水してきます。次第に冷えてきて・・・とうとう我慢できなくなって道の駅に飛び込みました。障害者用のトイレを借りて着れる服を全て着込みます。
思えばこの3季用ジャケット・・・昨年の台風ツーリングキャンプでも浸水してひどい目に合ってました。(;一_一)
いや~、正直言うと、雨は降るだろうけど大したこと無いだろう・・・と意味も無くなめてたんです。
後悔先に立たずですのでこのまま走るしか有りません。時々雨は止むものの、振り出したらまるで滝のように降ります。
どのくらい強烈だったかと言うと・・・

僕の3季用ジャケットはライナータイプと言いまして、アウターは撥水素材の生地で出来ています。したがって防水性はありません。しかし、内側のライナーが防水透湿素材で出来ています。アウターで防げなかった雨水を内側のライナーで完全に止めるという発想です。ゴールドウィンとラフアンドロードの2社がこのシステムを採用しています。
アウターを通り、ライナーで弾かれた雨水は裾の部分から再度アウターの外へ染み出すんですが、この排水が追いつかず、袖口や裾の部分に

たっぷたぷに水が溜まるぐらい(゜o゜)

強烈でした。
ライナーの防水シール劣化に加え、裾からの毛細管現象も加わりどんどん浸水してきていました。さらに悪いことに、ゴアテックスの防水ブーツを履いていたんですが


これまた浸水(>_<)

4年目ですからねえ・・・さらに防水グローブまで浸水です。(ToT)/
さすがに


このままじゃマズイ(--〆)

と思いました。美濃にまで来てようやくコンビニを発見、すぐさまビニール合羽を購入し、ジャケットの内側に着込みました。蒸れますが、これ以上の浸水を防止するには仕方ありません。
午後4時にようやく岐阜に到着、21号線を関が原方向へ向かいます。この間も間断なく雨が続いてました。
彦根に到達したのが午後7時、辺りは完全に夜です。渋滞が酷いので琵琶湖の湖岸道路を走ることにしました。


・・・が・・・



これまた凄い強風と雨です。(>_<)


冬場に走った時もそうでしたが、今回は大箱積んでいる為に風の影響が半端じゃありません。
さらに雨と暗闇、さらに周りの車のペースが異常に早い
1Kmほど走って・・・


命が惜しくなりました。(>_<)


夜でなければ走ったかもしれませんが、正直、転倒すると思いました。再び内陸に戻り南下、その後琵琶湖大橋を渡り京都に戻りました。
本来は 『一筆書き』 を完成させるべく琵琶湖を迂回し、南から京都へ入るつもりでしたが、途中でくじけてしまいました。
家に帰宅したのは夜9時でしたので、結局13時間もかかりました。
全工程687Km・・・初日天国、二日目地獄の一泊二日ツーリングでした。(^^ゞ




雨さえ・・・(ToT)/~~~
(しかし、悪天候スキルは上昇?)

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