2006年05月10日
スコットオイラー
検索エンジンから来られる方に、スコットオイラーを目指してこられる方が多いようなので一度まとめてみます。
詳しくはセイコウネットワークシステムさん(日本総代理店)を見てください。
と、書いてしまうとこれでお終いになっちゃいますが・・・(^^ゞ
ちょこっとだけ”ユーザーとしてのノウハウ”在ります。(^_^)v
先ずは何モンかのご説明から・・・(以下コピペ)
■Scottoiler Ltd.(スコットオイラー社)
U.K スコットランドのグラスゴーにあり、1982年にフレイザー・スコット氏により創設。
スコットオイラーシステムを製造・販売。20年に超える販売実績があり、世界各国にディーラーを持ち、世界中のライダーが愛用しております。
開発・改良を重ね現在のモデル“Mark 7シリーズ”にいたりました。
■創設者フレイザー・スコット氏
スコットオイラーシステムの開発
フレイザー・スコット氏はもともとバイクが非常に好きで、父から譲り受けたTRIUMPHでどこにでも行っていました。仕事に行くのにも使い、遠くに住む彼女に会いにいくのにも使っていました。
しかし、乗れば乗るほどメンテナンスにかかる時間や費用がかさみました。
メンテナンスの中でもチェーンに関するメンテナンスが大変でした。距離を走るたびにチェーンをクリーニングし、オイルを注油し、遊びの調節をして、挙句の果てには交換しなければいけなくなり、その度にお金と多くの時間が費やされていきました。
このメンテナンスをなんとか解消できないものかと自動給油システムの開発をはじめました。
1977年に開発をはじめ、5年後の1982年商品として完成し販売をはじめました。
この20年間、より良いシステムにするため、改善・改良をくわえ現在のモデルになりました。
と言う、ありがた~い代モンです。いえ、ホント。
(自転車用もあります。)
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ま、何でもそうですが謳い文句だけ聞くと
天下無敵に聞こえますが、しっかり弱点も有ります。
まずは利点と欠点を並べてみます。
利点
1、ほ~ぼ、メンテフリーになれます。最大の利点ですね。(^_^)v
2、チェーンとスプロケットの寿命が格段に延びます。確実な保障は有りませんが、きちんと運用すれば2倍ではききません。も~っと長く持ちます。
ちなみにRVFは現在走行2万6千キロ程、9千キロぐらいでで装着しましたので1万7千キロはほったらかしに近いです。引き代も残っていますし、スプロケットの歯も尖がっていません。
3、「1」と「2」の相乗効果でコストパフォーマンスはかなり高いです。つまり、交換やメンテしなくていい分出費が減ります。
4、オイルは通常一回の補充で800km~1600km持ちます。(とマニュアルには書いてありますが、僕個人は、実際には7000km走って300cc程です。1回で3000km近くは持ちますね。ただし、セッティング次第です。)
欠点
(個々人の考え方がありますからね。「僕から見たら」です。)
1、買うことをチョッと躊躇するお値段設定。
(疑ってるうちは高く思いますが、使い出すと高いとは思いません。無節操に「安いです。」とも言えませんが・・・)
2、リムやサイドスタンドを含め、チェーン周りは確実に油汚れにまみれます。手を抜くと僕のDJEBELのようになります。(^^ゞ
いや、お恥ずかしい(^^ゞ
3、取り付けにとっても悩みます。\(^o^)/
これは最大の欠点でもありますが、同時にメカ好きにはたまらない魅力でもあります。
あえて補足しますが、取り付けが困難だとか難しいとは思いません。(正直チョッとはメンドクサイですが・・・)だた、悩むんですよ・・・
「どうしたら目立たないか?」逆に、「どうしたら目立ってカッコいいか?」で悩むんですよ。(^^ゞ
僕の場合、RVFは前者、「目立たない」ように、DJEBELは逆に「目立つように」取り付けました。ま、それ程違和感感じませんけどね。(^_^;)
RVFはリヤカウルの中にすっぽり隠れており、オイルラインも細く真っ黒で、ブレーキラインと併走させています。従ってファイナルギアのデュアルインジェクター(オプション)以外は見えません。逆にDJEBDLはRMV(オイルタンク&本体)を右のフロントフォーク部にむき出しで取り付け、オイルラインも透明でフレームに沿って這わせています。ファイナルギヤの部分は標準のシングルインジェクターですので返って目立っていませんけどね。
さて、商品構成です。(ラインナップはHPを見てあげて下さい。)
僕はユニバーサルキット(標準仕様)とツーリングキット(容量の大きいサブタンク付き)の2つを購入したんですが、どちらも過剰なまでに多くのフィッテイングパーツが入ってるために、初めは面食らうはずです。(^_^;)
これはスコットオイラー自体が汎用品であるため、チェーン駆動のあらゆるモーターサイクルに取り付けできるように用意されているためでしょう。また、タイラップや接着剤、ビニールテープまでどう見ても「余分に入れときましたよ」と言うくらい入っています。実際、2台とも至極シンプルに取り付けられましたので、殆んどフィッティングパーツが余っています。ですから
「買ったは良いが足らずに追加注文」なんて事は先ず無いでしょう。
取説は英語と日本語の物が入っています。構成や動作原理、自分のマシンでの必要部品で悩むことは無いと思います。しかし、先にも述べたように「どのようにも取り付けできる」。「自由度が高い。」が故に悩みますよ~(^_^;)
この辺は同封されているマニュアルだけでは不足してます。が、HPに数多くの取り付け事例が紹介されていますし、メールで問い合わせると実に親切に相談にのって貰えます。安心して買ってもいいと思いますよ。(僕は責任持てませんけど。)
個人的に気に入ってますので、ちょっと評価が甘いかもしれませんね。で、ここからは一ユーザーとしての注文です。
冒頭の写真でRVFとDJEBELでオイルの色が違うことに気づかれました?そうなんですよ、オイルに2種類あるんです。外気温によっていオイルは粘度が変化します。スコットオイラーは非常に細い管の中を微小な量でオイルを流しますからこの「温度による粘度変化」に敏感なんです。このため高温用(20℃~40℃)と通常用(0℃~20℃)が有ります。通常、冬場と夏場で入れ替えるなんてしませんから本体にある調節ダイヤルで調整します。しかし高温用(夏用)オイルを入れていると冬場には頻会に調整するはめになります。低温度域での粘度変化が激しいんです。
これが利点「1」で「ほ~ぼ・・・」と書いた理由です。RVFで高温用オイルを入れていたんですが、カウル内に収めたために調節が大変でした。初めは気づかずにオイル切れさせてしまいました。(>_<)
この辺は改良して欲しいですね。サーモスタットのようにはいかない物ですかねえ?
これに懲りてDJEBEJ125では青い低温用オイルにしています。本体もむき出しなので調節も簡単です。(^o^)/(日常の足ですからね、手間はかけれません。)
次は、取り付け面で
(これはスコットオイラーのせいではありません。)
先に「汎用品」「チェーン駆動のあらゆるモーターサイクルに取り付けできるように・・・」と紹介しましたが、時には「力技」あるいは「無理やり」とも言える取り付けが必要な場合があります。何を隠そうDJEBEL125がそうだったんです。(ToT)/
スコットオイラーはその機構上、作動させるために「負圧」を必要とします。通常はキャブレターやエンジンマニホールドの負圧チェックプラグや、ガソリンタンクの負圧コックへのパイピングに割り込ませることで負圧を取り出せます。それらが困難な場合、エンジンマニホールドとキャブレターを繋ぐゴムのインシュレーターへ穴を開けて取り出します。オフロードバイクではこの方法で取り出す可能性があります。しかし、DJEBELはこの最終手段とも思える方法でも肝心の「負圧」が取り出せませんでした。販売元へメールで泣きついたところ、バイクメーカーだけでなく、キャブレターメーカーまで問い合わせをして調べて下さいました。
残念ながらこの時点では明確な結論が出なかったんですが、整備のついでに
「いいや、やっちゃえ!!」
と、キャブレター本体にドリルで穴を開け、タップでネジを切って取り付けちゃいました。
リーサルウェポン発動です。(^^ゞ
おかげでスッキリ取り付けできました。(^_^)v
きっと、
「何もそこまでせんでも・・・それ程価値があるのか?」
と思われることでしょう。個人的には「有り」と思います。
また、
買った以上、後に引けなかった(^^ゞ ためもありますがね・・・
ま、何でもそうですが謳い文句だけ聞くと
天下無敵に聞こえますが、しっかり弱点も有ります。
まずは利点と欠点を並べてみます。
利点
1、ほ~ぼ、メンテフリーになれます。最大の利点ですね。(^_^)v
2、チェーンとスプロケットの寿命が格段に延びます。確実な保障は有りませんが、きちんと運用すれば2倍ではききません。も~っと長く持ちます。
ちなみにRVFは現在走行2万6千キロ程、9千キロぐらいでで装着しましたので1万7千キロはほったらかしに近いです。引き代も残っていますし、スプロケットの歯も尖がっていません。
3、「1」と「2」の相乗効果でコストパフォーマンスはかなり高いです。つまり、交換やメンテしなくていい分出費が減ります。
4、オイルは通常一回の補充で800km~1600km持ちます。(とマニュアルには書いてありますが、僕個人は、実際には7000km走って300cc程です。1回で3000km近くは持ちますね。ただし、セッティング次第です。)
欠点
(個々人の考え方がありますからね。「僕から見たら」です。)
1、買うことをチョッと躊躇するお値段設定。
(疑ってるうちは高く思いますが、使い出すと高いとは思いません。無節操に「安いです。」とも言えませんが・・・)
2、リムやサイドスタンドを含め、チェーン周りは確実に油汚れにまみれます。手を抜くと僕のDJEBELのようになります。(^^ゞ
いや、お恥ずかしい(^^ゞ
3、取り付けにとっても悩みます。\(^o^)/
これは最大の欠点でもありますが、同時にメカ好きにはたまらない魅力でもあります。
あえて補足しますが、取り付けが困難だとか難しいとは思いません。(正直チョッとはメンドクサイですが・・・)だた、悩むんですよ・・・
「どうしたら目立たないか?」逆に、「どうしたら目立ってカッコいいか?」で悩むんですよ。(^^ゞ
僕の場合、RVFは前者、「目立たない」ように、DJEBELは逆に「目立つように」取り付けました。ま、それ程違和感感じませんけどね。(^_^;)
RVFはリヤカウルの中にすっぽり隠れており、オイルラインも細く真っ黒で、ブレーキラインと併走させています。従ってファイナルギアのデュアルインジェクター(オプション)以外は見えません。逆にDJEBDLはRMV(オイルタンク&本体)を右のフロントフォーク部にむき出しで取り付け、オイルラインも透明でフレームに沿って這わせています。ファイナルギヤの部分は標準のシングルインジェクターですので返って目立っていませんけどね。
さて、商品構成です。(ラインナップはHPを見てあげて下さい。)
僕はユニバーサルキット(標準仕様)とツーリングキット(容量の大きいサブタンク付き)の2つを購入したんですが、どちらも過剰なまでに多くのフィッテイングパーツが入ってるために、初めは面食らうはずです。(^_^;)
これはスコットオイラー自体が汎用品であるため、チェーン駆動のあらゆるモーターサイクルに取り付けできるように用意されているためでしょう。また、タイラップや接着剤、ビニールテープまでどう見ても「余分に入れときましたよ」と言うくらい入っています。実際、2台とも至極シンプルに取り付けられましたので、殆んどフィッティングパーツが余っています。ですから
「買ったは良いが足らずに追加注文」なんて事は先ず無いでしょう。
取説は英語と日本語の物が入っています。構成や動作原理、自分のマシンでの必要部品で悩むことは無いと思います。しかし、先にも述べたように「どのようにも取り付けできる」。「自由度が高い。」が故に悩みますよ~(^_^;)
この辺は同封されているマニュアルだけでは不足してます。が、HPに数多くの取り付け事例が紹介されていますし、メールで問い合わせると実に親切に相談にのって貰えます。安心して買ってもいいと思いますよ。(僕は責任持てませんけど。)
個人的に気に入ってますので、ちょっと評価が甘いかもしれませんね。で、ここからは一ユーザーとしての注文です。
冒頭の写真でRVFとDJEBELでオイルの色が違うことに気づかれました?そうなんですよ、オイルに2種類あるんです。外気温によっていオイルは粘度が変化します。スコットオイラーは非常に細い管の中を微小な量でオイルを流しますからこの「温度による粘度変化」に敏感なんです。このため高温用(20℃~40℃)と通常用(0℃~20℃)が有ります。通常、冬場と夏場で入れ替えるなんてしませんから本体にある調節ダイヤルで調整します。しかし高温用(夏用)オイルを入れていると冬場には頻会に調整するはめになります。低温度域での粘度変化が激しいんです。
これが利点「1」で「ほ~ぼ・・・」と書いた理由です。RVFで高温用オイルを入れていたんですが、カウル内に収めたために調節が大変でした。初めは気づかずにオイル切れさせてしまいました。(>_<)
この辺は改良して欲しいですね。サーモスタットのようにはいかない物ですかねえ?
これに懲りてDJEBEJ125では青い低温用オイルにしています。本体もむき出しなので調節も簡単です。(^o^)/(日常の足ですからね、手間はかけれません。)
次は、取り付け面で
(これはスコットオイラーのせいではありません。)
先に「汎用品」「チェーン駆動のあらゆるモーターサイクルに取り付けできるように・・・」と紹介しましたが、時には「力技」あるいは「無理やり」とも言える取り付けが必要な場合があります。何を隠そうDJEBEL125がそうだったんです。(ToT)/
スコットオイラーはその機構上、作動させるために「負圧」を必要とします。通常はキャブレターやエンジンマニホールドの負圧チェックプラグや、ガソリンタンクの負圧コックへのパイピングに割り込ませることで負圧を取り出せます。それらが困難な場合、エンジンマニホールドとキャブレターを繋ぐゴムのインシュレーターへ穴を開けて取り出します。オフロードバイクではこの方法で取り出す可能性があります。しかし、DJEBELはこの最終手段とも思える方法でも肝心の「負圧」が取り出せませんでした。販売元へメールで泣きついたところ、バイクメーカーだけでなく、キャブレターメーカーまで問い合わせをして調べて下さいました。
残念ながらこの時点では明確な結論が出なかったんですが、整備のついでに
「いいや、やっちゃえ!!」
と、キャブレター本体にドリルで穴を開け、タップでネジを切って取り付けちゃいました。
リーサルウェポン発動です。(^^ゞ
おかげでスッキリ取り付けできました。(^_^)v
きっと、
「何もそこまでせんでも・・・それ程価値があるのか?」
と思われることでしょう。個人的には「有り」と思います。
また、
買った以上、後に引けなかった(^^ゞ ためもありますがね・・・
Posted by solo380 at 01:29│Comments(0)
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