何処かで．．．

大雨・洪水注意報が出ているさなか、奈良県の吉野川へ遊びに行ってきました。ええ、当然カヌーです。


今回、お世話になったのはアルパインリバーガイド（ARGってらしい）です。駅まえで車と待ち合わせ・・・神戸から大荷物積んできてくれてました。
友人にまかせっきりだったので、当日知りましたが神戸に拠点があるようです。
中級スクールって聞いてたんですが、ホントは中級”ツーリング”の間違いでした。クロちゃん・・・メッ！であります。

またしても大嫌いな電車でGO！でありますが・・・なんか最近慣れてきたみたい。(^^ゞ
実は前日に先方の会社から御電話があり・・・スワ！中止か？！って思ったんですが、

かなり水位が上がってまして、１．９ｍぐらいあります。（それが何を意味するかよくわかりません。）
当日、現場で判断しますが・・・カヌーは無理だと思われるので、ラフティングにしませんか？もしくはダッキーでどうでしょう？

ダッキーって言うのはインフレータブルカヌー（空気で膨らませる船）で一見、ゴムボート風なんですが安定性が良く、急流下りや釣りで良く使われるカヤックです。一度も乗ったことが無いんですが・・・一人でお船漕ぎたいので、みんなんでワイワイやるラフティングは今回はNGです。ちょっと残念な気がしましたが、ダッキーでお願いしました。

駅から車を走らせること１５分、山間の道端に・・・


何とモンベルショップ発見！


聞けば、宿泊施設と合体していて、お一人様￥４５００円程で泊まれるとか・・・カヌーコースの終点に位置しており、ガレージの一部とトイレを一般に開放してカヌー好きを集めております。


やるな～モンベル、この商売上手！であります。

雨降る中、このトイレで着替えをして約８Km上流の出発地点を目指します。


途中、車から見る要注意ポイント・・・ガイドさんから脅されます。


殆んど激流にしか見えません。(＞_＜)


しかし、このクラスの　『瀬』　がこの先にさらに待ち構えています。
出発点に着いて装備一式を準備します。結構な雨と水温が低い事もあってウェットスーツの上下を着込んだ上にパドリングジャケットを羽織ります。５月のラフティング時と全く同じ装備です・・・僕は平気だったんですが・・・友人は暑い暑いと連呼してました。


出発前の元気な　おやじ二人

川の流れを見て、さらにガイドさんが聞いてきます。

どうします？ラフティングボートも出してますので、ラフティングにしますか？・・・鈍い反応を見て・・・

じゃあ、二人乗りのダッキーにしますか？・・・さらに鈍い反応を見て・・・

じゃあ、そのダッキー小さくて安定が悪いですから、こっちの少し大きい方に一人で乗られますか？

・・・


『う～ん、これでいいです』


ガイドさん、かなり心配して下さったですが、内心・・・自信なんて無いんですが・・・


不安定な方が面白そうじゃん＼(^o^)／


ってずっと思ってたんですよね。でも　『大丈夫です。』　と言い切る自信も無いのではっきり返事が出来ませんでした。なんせ乗ったことが無いんですもん。
さて、事前に安全講習をおさらいしてしっかり確認しておきます。なってたって濁流ですからね。

さて、今回この悪天候にも拘わらず参加したのは、大阪の２０代のオネエチャン御二人・・・二人乗りダッキーで仲良く参加。次いで京都のオヤジ二人組み・・・わがままなんで一人乗りダッキー２艇です。(^^ゞさらに・・・


なんと愛知から３０代のご夫婦と、愛娘の　『小雪ちゃん』　です。２歳前のおてんば盛り、でもモデルもやっていてスポンサーまで付いているそうで、彼女のドッグライフベスト（？）はそのスポンサーの製品だそうです。
つまり、彼女は今回は営業も入っているようです。


出発して早々の２０～３０ｃｍ程度の波です。もうドキドキ・・・

暫く行くと少しよどんでいる所に出ました。


暑い暑いとしきりに水分を取っていた友人は・・・我慢できずに入水自・・・クーリングダウンです。


こんな風に写真を撮れるのは休息時・・・肝心の撮りたい波ではカメラなんてとてもじゃないけど構えられません。もう、必死！


たまたま撮る事が出来た友人です。これもかなり過ぎ去りつつあるところで、ほんとはもっと舳先が上向いて跳ねてます。(^_^)v
でかい所では１ｍ弱まで波が盛り上がって３～５連ちゃんで待ち構えてくれてます。一部両側からぶち当たって頂点が三角になってる波もあて、ガイドさん曰くちょっと


ヤバイらしいです。


常に先頭がガイドさん、最後方がラフティングボートで固めてくれてますので、レスキュー体制は万全です。
ガイドさん曰く


波のコツは、角度、スピード、バランスです。(*^^)v
波の方向に対して常に直角に入れば良いんです。
でもたまに向きが変わるので・・・その時は動物的カンに頼って下さい。


仰る通り、素直に進入できた時は、舳先で波の先端を突き破りながら


どっば～ん＼(◎o◎)／！


と気持ち良いぐらい突き抜けたます。もうね、一種の快感です。
さらに突き抜ける手前で加速を付けると


もう、たんねえ～～～ヽ(^o^)丿


土砂降りの雨なんてすっかり忘れて一人酔いしれてます。どうせドバドバ波被ってますから関係ないです。
何度もやってるうちに、ふと・・・


これってバイクのジャンプと同じじゃん


コントロール方法こそ全く違いますが、パワーオンでバランスを安定させる所なんかかなり近い感じです。
いい気になって、少し斜めに入ったり、わざと舳先を横に振り出したりして遊んでると・・・波の頂点でスピードが足らず舳先を押し返されてしましました。

おっとっと・・・(＠_＠;)

ダメか～(＞_＜)

って思ったんですが、ねばってこぎ戻したら持ちこたえました。後で後ろで見てたガイドのオネエチャンが


サーフィンしてましたね～


たはは・・・あれをそう言うんですかぁ・・・二度と出来ません。(＞_＜)


途中にある小さな滝です。のんびりと・・・流れが速くって　『ピントが、ピントが～～』って過ぎちゃいました。

全体の流れが速いのでお昼ごはんもちょっと早めです。中間地点の川岸の上にちょうど東屋があり、そこで御弁当タイムです。


『奈良の美味いもん弁当』と言らしいのですが・・・どのへんが奈良？奈良漬は？


さて昼飯後のスタート直後が、来る時注意を受けた最大の難関からです。


え～っと・・・ポーテージ（担いで迂回）しません・・・よね。

ここまで皆さん殆んど沈してません。大阪のオネエチャンチーム１回。小雪ちゃんは自らダイブ無数。インストラクターさん１回。
かくいう僕も無傷です。ダッキーちゅうのはこれ程に安定が良いんですね。
と、ごちゃごちゃ言う暇もなく皆さん突撃～～～


どっひゃ～～～～～～～～～


ざっば～～～ん！！



わぁうぉ！、ほっ！、はっ！



・・・



・・・(・へ・)　ぁり？


意外や意外、皆さんあっさりクリアー！ﾀﾘﾗｯﾀﾗ~１UP～！


いつしか雨も上がり、寝そべってみたり・・・泳いで見たりして楽しみます。


川面に霧が立ち込めて幻想的な雰囲気も良かったです。


またちょっと早い瀬があったりしますが、この頃になると腕が疲労してきてるものの、多少の瀬なら


へでもない(^_^)v


皆、安定して全く動じません。


最後の難関を目の前に小休止、みんなで小雪ちゃんと遊びます。


ゆとりをもって（？）　記念撮影(^^ゞ
さてその後、最後の波も問題なくクリアーして・・・


ガイドさんの妙技みたり、自分でも試してみたり・・・


またりと漂って談笑したりました。


とうとう終わりです。

このあと元の駐車場まで戻り、着替えをして駅まで送ってもらいました。
大雨で流れも強く、初めこそ怖かったですが、装備をきちんと固めサポートがしっかりしてれば、梅雨時期や台風後の増水時期が一番楽しいそうです。
まあ、水が濁っていなければもっと楽しいと思いますけどね。
終わった後ガイドさんに


こけませんでしたね～。その（小さい）ダッキーで今日のコースで沈しないなら、『〇✕△※？』に行けるぐらいになってますよ。


ええ～、やっぱりそうお？
（てなこと言って、『〇✕△※？』が何処だかわかりません）

確かにこけなくなって来てますから多、少しは上達したようです。まあ、それなりに乗ってますから慣れて来てるんだと思います。多分、一番危ない時期でしょうね。

さあ、くたくたに疲れましたので早く帰って御風呂に・・・時刻表を見ると・・・１時間に１っポン。それもつい５分ほど前に出たばかりです。




やっぱり電車なんかキライだぁ(ToT)/~~~
（でもダウンリバーって楽しい）