2007年01月08日
バッテリーパルサー
バッテリーパルサーです。こいつは2000cc未満の小排気量車用のものですが、とてもチッチャイです。マッチ箱2つ分ほどしかありません。
2~3年しかもたないと言われる自動車やバイクのバッテリーの寿命を、数倍延ばす効果があるそうです。昨年末に職場のオネエチャンのバイクバッテリーを見て、試しに導入してみました。
LED照明の探索以来、エレクトリックにハマってますね。
ま、冬場の娯楽と言うことで(^^ゞ
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自動車やバイクに搭載されている鉛バッテリーは、いわゆる”起動バッテリー”、つまりエンジンをかけるためにセルモーターを回すことが本来の使命です。エンジンがかかれば、発電機から電気は供給されますから、その後はお役御免となります。(^^ゞ
「鉛バッテリー」は化学反応で電気を蓄えたり、放出したりしてます。化学式では
+電極 -電極
放電 PbO2+H2SO4→PbSO4+H2O Pb+H2SO4→PbSO4+H2O
充電 PbSO4+H2O→PbO2+H2SO4 PbSO4+H2O→Pb+H2SO4
というように、充電・放電で逆向きの反応です。これならいつまででも繰り返し使えそうなんですが、このPbSO4(=硫酸鉛)は放電後すぐに充電し電解液に戻さずに時間を置くと、電極表面に結晶してしまい、充電しても元に戻らなくなります。放電して24時間で結晶化は始まるという研究者もいるそうです。
この現象をサルフェーションといい、バッテリーが使えなくなる一番の原因とされています。
硫酸鉛が白く結晶してしまいサルフェーションが起きると、充電電圧をかけても反応しなくなります。また電極板を被うので、バッテリーが小さくなったのと同じで容量が減り、内部抵抗も増えてしまいます。電気の通り道が徐々に塞がっていくイメージですね。
サルフェーションは新品のバッテリーに電解液を入れた時から徐々に始まり、使い始めて2、3年後にはバッテリーが使えなくなるほど成長してしまいます。新品のバッテリーでも深放電させて1ヶ月も放っておくと、もう使えなくなります。古いバッテリーで中の見えるタイプのものだと電極板の下部のほうに白い結晶がついているのが見えます。鉛バッテリーの使い方で一番悪いのは放電したまま放っておくことです。
雪が積もる地方の方はバイクを冬眠させる間、バッテリーを外して持続充電(フロート充電やトリクル充電)をしてバッテリーの劣化を予防される方が多いです。雪解けまでは殆んど乗らなくなられるので、有る意味覚悟が出来るんでしょうね。
ところが京都市内なんかですと雪が積もるのは年に数日、寒いから乗りたくないけど、いつ乗るかもしれない。何だかんだしてるうちに、一度も乗らずに春が来た~
ってのがパターンです。(^^ゞ
4輪車の場合はそこまでひどくは無いにしても、”サンデードライバー”のかたが大半じゃないでしょうか?必ず週1回、24時間運転したとしても、6倍以上の時間バッテリーは放電し続けています。そんなこんなでサルフェーションが進行してしまい、バッテリーが2~3年で弱ってしまいます。
普通はこうなったらバッテリーを交換します。自動車だと意外に安く、数千円で売ってますが、バイクのバッテリーってマーケットが小さいせいもあり結構高いんですよ。1万円以上は当たり前の世界です。また、金銭だけじゃなくて、リサイクルや環境保護(鉛の環境への放出は危険ですから)の面からも押さえておきたいところです。本来、バッテリーの電極は10年の耐用があるそうです。
要はサルフェーションさえどうにかすれば良いわけです。調べてみると”バッテリーリサイクル”の項目でいくつかヒットしました。
鉛バッテリーのコンディション悪化への対処として
1、サルフェーションその物を発生させない。
2、サルフェーションを除去する。
3、サルフェーションを起こしていない部分で対処する。
の3つぐらいが商用ベースに乗っているようです。さらに
4、機如不明。
があります。
「1、サルフェーションその物を発生させない。」
この中には「4、機如不明」も含まれるかと思います。特殊な薬液(触媒?)をバッテリーに投入することで効果が出ると謳っています。提示されたデータでは確かに効果があるようです。しかしながら、”企業秘密”という錦の御旗で全てを覆い隠しています。「初回投入のみで効果が出る!」と幾ら叫んでもユーザーは付いてゆけませんね。怪しすぎます。
「2、サルフェーションを除去する。」
こちらはリサイクル事業として結構成立しているようです。方法として
①薬液による除去、物理的な洗浄。
②パルス充電。
が主に採用されています。中でもパルス充電は結構実績があるようです。かなり”眉唾モン”とみなして期待はして無かったんですが・・・
ただ、ノウハウに関しては色々あるようで、今回買ったものが同じように効果があるかはこれからの検証課題です。(^^ゞ
「3、サルフェーションを起こしていない部分で対処する。」
機如不明を除くと1社のみ。”ナノカーボン技術”を利用しています。サルフェーションで覆われた部分はあっさり切り捨て、健全な部分の電極の表面積拡大、電子の運搬効率改善をナノカーボンにさせています。機如としては一番シンプルでわかりやすいです。(^^ゞ
ただ、欠点としてナノカーボンを投入されたバッテリーは中が真っ黒で全く様子がわからなくなるそうです。そりゃそうでしょうね。
「4、機如不明。」
ゲルマニューム等の投入がこれに当たります。結構ちまたではポピュラーなんですがね。
と、まあそれなりに調べた上で納得してバッテリーパルサーを購入しました。商品を検索すると名前こそ違いますがOEMで2種類の商品が流通しています。
一つは今回購入した商品「エコピュア12」、コロナパルサーとも銘打ってたりしますが、同じものですね。
上位機種は「のび~太」なんてふざけた名前が付いてます。(-"-)
製造は長崎菱電テクニカ株式会社となっています。三菱電気グループの一つです。きちんとしたメーカー品です。
もう一つは、ナノパルサー。こちらは製造はパナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社グループ企業、トム通信工業株式会社の国内工場にて生産されています。こちらもれっきとしたメーカー品です。やや周波数特性が異なり、販売価格がちょっと高めです。ただし、診断モードが付いてたりして付加価値を高めてあります。
こっちにも魅力を感じたんですが、2台分となるとね・・・
さて、取り付けです。先ずはDJEBEL君から


バッテリー外して 端子に繋いで動作確認

元に戻して、適当に留めて完成!・・・と思いきやサイドカバーが閉じない(ToT)/


仕方がないのでレギュレートレクチファイアを一旦外して、その奥に装着。これでホントの完成!
さらに


RVFちゃんのバッテリーも外してきて・・・電圧は13Vと乗ってないわりには良好です。


追加充電しながらしばらく部屋で管理してみます。(^o^)/
さてこの商品、効果が出るのは・・・
1週間から1ヵ月後かららしい(;一_一) 気長にね・・・待ってみます。
(今回も疲れたです。
)
自動車やバイクに搭載されている鉛バッテリーは、いわゆる”起動バッテリー”、つまりエンジンをかけるためにセルモーターを回すことが本来の使命です。エンジンがかかれば、発電機から電気は供給されますから、その後はお役御免となります。(^^ゞ
「鉛バッテリー」は化学反応で電気を蓄えたり、放出したりしてます。化学式では
+電極 -電極
放電 PbO2+H2SO4→PbSO4+H2O Pb+H2SO4→PbSO4+H2O
充電 PbSO4+H2O→PbO2+H2SO4 PbSO4+H2O→Pb+H2SO4
というように、充電・放電で逆向きの反応です。これならいつまででも繰り返し使えそうなんですが、このPbSO4(=硫酸鉛)は放電後すぐに充電し電解液に戻さずに時間を置くと、電極表面に結晶してしまい、充電しても元に戻らなくなります。放電して24時間で結晶化は始まるという研究者もいるそうです。
この現象をサルフェーションといい、バッテリーが使えなくなる一番の原因とされています。
硫酸鉛が白く結晶してしまいサルフェーションが起きると、充電電圧をかけても反応しなくなります。また電極板を被うので、バッテリーが小さくなったのと同じで容量が減り、内部抵抗も増えてしまいます。電気の通り道が徐々に塞がっていくイメージですね。
サルフェーションは新品のバッテリーに電解液を入れた時から徐々に始まり、使い始めて2、3年後にはバッテリーが使えなくなるほど成長してしまいます。新品のバッテリーでも深放電させて1ヶ月も放っておくと、もう使えなくなります。古いバッテリーで中の見えるタイプのものだと電極板の下部のほうに白い結晶がついているのが見えます。鉛バッテリーの使い方で一番悪いのは放電したまま放っておくことです。
雪が積もる地方の方はバイクを冬眠させる間、バッテリーを外して持続充電(フロート充電やトリクル充電)をしてバッテリーの劣化を予防される方が多いです。雪解けまでは殆んど乗らなくなられるので、有る意味覚悟が出来るんでしょうね。
ところが京都市内なんかですと雪が積もるのは年に数日、寒いから乗りたくないけど、いつ乗るかもしれない。何だかんだしてるうちに、一度も乗らずに春が来た~

4輪車の場合はそこまでひどくは無いにしても、”サンデードライバー”のかたが大半じゃないでしょうか?必ず週1回、24時間運転したとしても、6倍以上の時間バッテリーは放電し続けています。そんなこんなでサルフェーションが進行してしまい、バッテリーが2~3年で弱ってしまいます。
普通はこうなったらバッテリーを交換します。自動車だと意外に安く、数千円で売ってますが、バイクのバッテリーってマーケットが小さいせいもあり結構高いんですよ。1万円以上は当たり前の世界です。また、金銭だけじゃなくて、リサイクルや環境保護(鉛の環境への放出は危険ですから)の面からも押さえておきたいところです。本来、バッテリーの電極は10年の耐用があるそうです。
要はサルフェーションさえどうにかすれば良いわけです。調べてみると”バッテリーリサイクル”の項目でいくつかヒットしました。
鉛バッテリーのコンディション悪化への対処として
1、サルフェーションその物を発生させない。
2、サルフェーションを除去する。
3、サルフェーションを起こしていない部分で対処する。
の3つぐらいが商用ベースに乗っているようです。さらに
4、機如不明。

があります。
「1、サルフェーションその物を発生させない。」
この中には「4、機如不明」も含まれるかと思います。特殊な薬液(触媒?)をバッテリーに投入することで効果が出ると謳っています。提示されたデータでは確かに効果があるようです。しかしながら、”企業秘密”という錦の御旗で全てを覆い隠しています。「初回投入のみで効果が出る!」と幾ら叫んでもユーザーは付いてゆけませんね。怪しすぎます。

「2、サルフェーションを除去する。」
こちらはリサイクル事業として結構成立しているようです。方法として
①薬液による除去、物理的な洗浄。
②パルス充電。
が主に採用されています。中でもパルス充電は結構実績があるようです。かなり”眉唾モン”とみなして期待はして無かったんですが・・・

ただ、ノウハウに関しては色々あるようで、今回買ったものが同じように効果があるかはこれからの検証課題です。(^^ゞ
「3、サルフェーションを起こしていない部分で対処する。」
機如不明を除くと1社のみ。”ナノカーボン技術”を利用しています。サルフェーションで覆われた部分はあっさり切り捨て、健全な部分の電極の表面積拡大、電子の運搬効率改善をナノカーボンにさせています。機如としては一番シンプルでわかりやすいです。(^^ゞ
ただ、欠点としてナノカーボンを投入されたバッテリーは中が真っ黒で全く様子がわからなくなるそうです。そりゃそうでしょうね。

「4、機如不明。」
ゲルマニューム等の投入がこれに当たります。結構ちまたではポピュラーなんですがね。
と、まあそれなりに調べた上で納得してバッテリーパルサーを購入しました。商品を検索すると名前こそ違いますがOEMで2種類の商品が流通しています。
一つは今回購入した商品「エコピュア12」、コロナパルサーとも銘打ってたりしますが、同じものですね。
上位機種は「のび~太」なんてふざけた名前が付いてます。(-"-)
製造は長崎菱電テクニカ株式会社となっています。三菱電気グループの一つです。きちんとしたメーカー品です。

もう一つは、ナノパルサー。こちらは製造はパナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社グループ企業、トム通信工業株式会社の国内工場にて生産されています。こちらもれっきとしたメーカー品です。やや周波数特性が異なり、販売価格がちょっと高めです。ただし、診断モードが付いてたりして付加価値を高めてあります。

こっちにも魅力を感じたんですが、2台分となるとね・・・

さて、取り付けです。先ずはDJEBEL君から
バッテリー外して 端子に繋いで動作確認
元に戻して、適当に留めて完成!・・・と思いきやサイドカバーが閉じない(ToT)/
仕方がないのでレギュレートレクチファイアを一旦外して、その奥に装着。これでホントの完成!
さらに
RVFちゃんのバッテリーも外してきて・・・電圧は13Vと乗ってないわりには良好です。
追加充電しながらしばらく部屋で管理してみます。(^o^)/
さてこの商品、効果が出るのは・・・
1週間から1ヵ月後かららしい(;一_一) 気長にね・・・待ってみます。
(今回も疲れたです。

Posted by solo380 at 22:41│Comments(0)
│マシンメンテナンス
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